やわらか将棋観戦記

将棋観戦のために遠征を重ねる観る将。将棋イベントレポと遠征の記録(行き方やご飯、宿など)がメインです。

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第45期女流名人戦第1局大盤解説会レポ(箱根遠征の記録)

 

ついに第45期女流名人戦5番勝負が開幕となりました!

挑戦者の伊藤女流二段が悲願のタイトル獲得となるか、それとも里見女流名人の10連覇となるか、とても注目の戦いです。

 

live.shogi.or.jp

 

ということで、箱根の岡田美術館で開催された大盤解説会に行ってきました。

 

岡田美術館へ

先々週の上州将棋祭り、先週の王将戦掛川対局、そして今回の女流名人戦の箱根と、3週連続で早朝出発です。なかなか体力がきつくなってきました……来週はしっかり休もうと思います。

今回、岡田美術館へは小田原駅からバスに乗って行きました。

バス乗り場は西口と東口があり一瞬迷いますが、箱根方面のバスは東口の5番バス乗り場です。

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東口バス乗り場へ向かいます

小涌園まで、30分少々バスに揺られます。途中の山道でかなりカーブが続くので、酔わないようにスマホは封印しました。

小涌園バス停で降りると、大きな道路を挟んだ向かいに岡田美術館があります。

整理券配布が開始される9時より少し前の時間に入口付近に到着しましたが、ほとんど先客はいませんでした(昨年も同様の時間に到着するようにしたのですが、やはりほとんど先客はいませんでした)。

大盤解説会の定員が60名と少ないのに加え、9時に整理券を配布されても12時30分まで会場に入れないのが大きいのでしょうか。他の将棋イベントと比べて、ここまで行列がないのも珍しい気がします。ごりごりに早起きしなくて済むのでありがたいのですが、少し不思議です。

なにはともあれ、無事に整理券をげっとです。受付の際、12時15分に再度ロビーに戻ってくるように言われます。 それまでの時間はフリータイムです。

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対局者のお二人が記念撮影をしていた場所に立ってみました

美術館鑑賞

無事に整理券をげっとした後は、大盤解説会の開場時間まで岡田美術館を鑑賞します。

大盤解説会の参加費用と入館料の差額(1,300円)を払うと、美術館に入館できるのです。太っ腹ですね。

www.okada-museum.com

 

こちらでは、近世・近代の日本画と、東アジア(中国・韓国・日本)の陶磁器を中心とした美術品を鑑賞することが出来ます。

通常2,800円の入館料を取るだけあり、広い空間に陳列された膨大な展示作品数と、それぞれの美しさに圧倒されます。美術品なんて興味ない、という方もあの美しい空間は楽しめるのではないかなと思います。集合の時間まで、箱根の他の施設に行くのも良いですが、せっかくなのでこちらの美術館を見学されることをおススメします。

今回見た中では、青磁柑子口瓶が特に美しく、衝撃的なほどでした……

 

昼食:貴賓館でお蕎麦

集合時間が12時15分なので、早めに昼食をとることにします。

昨年は血迷って彫刻の森駅の方(岡田美術館から約1.3㎞……)まで歩きましたが、流石にとても疲れたので、今年は対面にある「貴賓館いうお蕎麦屋さんで昼食をいただきました。 

www.ten-yu.com

岡田美術館を出て、道路を渡ったところにあります。古いお屋敷のようなお店で、入口に誰もいなかったので、一瞬入って良いかどうか躊躇しました……

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貴賓館の入り口

 

11時過ぎに入店したところ、先客は1組しかいませんでした。ですが、そのあとは続々とお客さんがいらして、お店を出るころにはほぼ満席になっていました。

今回注文したのは、箱根山膳(2,800円)です。寒かったので温かいお蕎麦と冷たいお蕎麦で迷いましたが、蕎麦湯だいすきなので、冷たいお蕎麦を選びました。

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ランチメニュー

本日の先付は白菜のお浸しでした。油揚げが入っていて美味しかったです。そしてメインのお蕎麦と天婦羅の登場です!天婦羅はえび2本と、茄子、舞茸、しし唐でした。どれも美味しかったですが、特に海老はぷりぷりで味が濃く美味しかったです。もちろんお蕎麦も良い香りと歯ごたえで期待どおりでした!蕎麦湯まで美味しくいただきました。店内も味のある雰囲気で大満足です。

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お蕎麦と天婦羅

ゆっくり味わっていると、大盤解説会の集合時間が近くなってきたので、岡田美術館に戻ることにします。 

 

開場

12時15分ごろ、1階のロビーに集合します。一度整理券の番号順に並びます。その際、携帯電話やカメラ、飲食物等をロッカーに預けるように指示がありました。空港にあるような持ち物検査のゲートをくぐり、館内に入ります。

5階の大盤解説場に到着したら、再度整理券の番号順に並びます。開場時間になると、整理券の若い方から、5名ずつぐらい入場し、好きな席を取る、というスタイルでした。ちなみに会場は中央の通路を挟んで左右4席ずつ。対局場を中継するものはなく、純粋に大盤のみのストイックな会場です。

無事に席を取ったあとは、大盤解説会の開始時間まで1時間ほどあるので、美術館のつづきを鑑賞しました。なお、しっかり館内を観ようと思うと、この1時間では到底足りないので、差額を払って午前中に鑑賞するのがおススメです。

 

大盤解説会

今回の解説者は福崎九段。そして聞き手は鈴木女流二段と山口女流二段です。

まず初手から解説してくださったのですが、福崎先生の漫談が絶好調でなかなか手が進まないというお決まり(?)の展開。福崎先生が、里見先生の足の怪我の件にふれ、「今日里見さんが勝ったら、里見さんのファンはみんなケンケンで駅まで帰ってね!」とおっしゃったり、序盤で里見女流名人が中飛車を選択したことから、

山口女流「鈴木さん、中飛車に対しては穴熊ばっかりですよね」

鈴木女流「それしか出来ないみたいに言わないでください!」

福崎先生「いがみあうのはやめて!!」

というように、鈴木先生と山口先生のじゃれあいもあり、笑いが止まりませんでした。

 

途中、交代で清水女流六段と青野九段もいらっしゃり、豪華な解説でした。

個人的には、清水先生のことが大好きな山口先生と、それに照れてしまう清水先生が双方とっても可愛らしく、眼福でした。

 

肝心の将棋の方は、伊藤先生が工夫の出だしを見せましたが、里見先生が上手く対応して勝ち切りました。ただ、伊藤先生の粘り方や勝負手もうまく、両対局者の持ち味が出た、面白い対局だったと思います。

 

帰ります。

さて、今回も充実の解説会でした。ということで帰宅します。バスで小田原駅まで戻り、帰りはビールを飲みたいので東海道線のグリーン車にしました。

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柿の葉寿司

柿の葉寿司の冬季限定版があったので、思わず買ってしまいました。どれも脂がのっていてとても美味しかったです。おすすめです。

 

これを書いている今日は、女流名人戦第2局が行われ、里見女流名人の連勝となりました。次の第3局でストレート防衛となるか、それとも伊藤挑戦者の待望の1勝目となるか。今日の対局での伊藤先生の追い込みはとても力強く、迫力があったので、次局も期待したいです。第3局は千葉県野田市で行われるので、もちろん大盤解説会には行く予定です。まだ当否の葉書が来ていないので若干不安ですが……

 

それでは今回はこの辺りで失礼します。1月の遠征はこれが最後です。2月は上記の女流名人戦第3局ぐらいしか行けなさそうで悔しいですが、3月は棋王戦の新潟と宇都宮に行く予定なので、それまでは強く生きようと思います。