棋力関係なく楽しめる!符号が出てこない将棋書籍3選

棋書
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先日マイナビブックスの将棋情報局さんのセールで、先崎学九段のエッセイをいくつか購入しました。符号がほとんど出てこないと気軽にさくさく読めて良いな~と思ったので、今回は符号が出てこない観る将おすすめ将棋書籍を3つ紹介します!2021年1月17日までセールも開催されていますので、おこもりのおともにぜひ~

将棋エッセイの王道 先崎学九段『今宵、あの頃のバーで』

冒頭でも触れた先崎九段のエッセイ。同じ将棋指しから見た、棋士の悲哀や笑い話などが先崎節で赤裸々に面白く描かれています。数ページに一回ふふっとなって、数十ページに一回げらげら笑いながら読みました。(専門誌でなく)週刊文春に連載されていたということで、符号や局面図はほとんど出てきません。

お酒好きな先生ということで、酒の席においての棋士とのエピソードが特に面白かったです。こういうお話しを書けるのは先崎先生ならではだなあ、と思います。

特に印象に残っているのは、郷田九段とお酒を飲んだときのエピソード。かの有名な『将棋は情念のゲーム』と語られたときのお話しです。郷田九段の言葉のセンス、本当に素晴らしいですよね。ちなみにこの回では他にも、こんなに書いちゃって大丈夫?と不安になるぐらい泥酔した行方九段の様子や、郷田九段のまさかのうっかりエピソード(これに対して先崎九段が『まったく、 何を考えているのだろう。将棋界のトップ棋士は変人が多いのである。』と語っているのがしみじみ笑えます)が描かれていて、かなり濃い内容でした。

他にも一癖も二癖もある棋士たちのエピソードが盛りだくさんで、観る将としてかなり楽しめる内容だと思います。続編の『摩訶不思議な棋士の脳』もおすすめです。

貴重な棋士のエッセイ集 『将棋指し57人の日常』

こちらは以前将棋情報局さんのセールからおすすめ書籍を紹介した際にも取り上げたのですが、符号が出てこない+とても面白いので、こちらでも紹介しちゃいます。

将棋指し57人の日常』は、週刊将棋で連載されていた『私のお気に入り』という、棋士がプライベートで(将棋以外という縛りで!)気に入っていることを綴るエッセイをまとめたものです。加藤一二三九段や羽生九段などのレジェンドはもちろん、豊島竜王や渡辺二冠などのトップ棋士、中村太地七段や髙見七段などの若手棋士まで沢山の棋士の方々が、プライベートについて思い思いに書いています。

前回は松尾八段の一節をご紹介したので、今回は北島忠雄のパートを。北島七段の趣味はテニスとのことで、テニスをされている棋士の先生方を将棋にたとえつつユーモアのある文章で紹介されています。

佐藤秀七段は腰の重い棋風で、みちのくテニスと呼ばれています。

(中略)

最後に私のテニスですが、典型的な受けテニスです。攻められて攻められて最後は守り切れなくなるのが佐藤さんとの違いです。

週刊将棋編著『将棋指し57人の日常』マイナビ出版 p.172~173

北島七段はとても穏やかでとにかく優しいイメージでしたが、ユーモアとちょっと自虐が入った文章が新鮮でした。

こんな感じで、いつもの対局姿とはすこし違った一面を垣間見ることが出来る一冊。とてもおすすめです。続編でないかな~と密かに期待し続けています。

観る将必携 『平成21~30年 将棋年鑑棋士名鑑10年分』

棋士のエッセイが続きましたが、最後はすこし異なる趣向で。こちらはその名のとおり、将棋年鑑に掲載されいている棋士名鑑(全棋士の顔写真+プロフィール+アンケートの回答(任意))を10年分まとめたものです。

まず10年分のプロフィール写真をぱらぱらと見ているだけでも楽しい。あ、この先生若いなあ~とか、全然変わってないな~とか思いながらめくっているとあっという間に時間が過ぎていきます。

そして、アンケートの回答がまた面白いのです。アンケートの内容は、慎重・体重・血液型以外は、その年によって異なるのですが、たとえば、趣味や好きな食べ物、座右の銘などの定番系から、自分の将棋を動物に例えると?、好きな将棋の指し手とその理由、将棋に負けた後の過ごし方は?などの将棋系質問、一生お金に困らないとしたら?、一品食べ放題で何を食べるか?などのすこし変わった質問まで、いろいろあります。

個人的に面白かったのは、平成23年の「将棋以外で自信のあること」への回答です。質問自体はまあ普通なのですが、それに対する回答が個性が出ていて楽しかったです。それ自信があることなのかしら?という回答もちらほら。山崎七段(当時)の回答はその中でも際立っていました。まさかの「年間でお腹の調子が悪くなる回数」。ある意味山崎先生らしい回答ですが、大丈夫でしょうか……。そして一番衝撃を受けたのは、豊島六段(当時)の回答。なんと「気配を消す」でした……!予想外すぎる……。なかなかにシュールな回答に痺れますね。今ならなんと答えるのか気になります。

本当にこの本は時間泥棒すぎるんですよねえ……。余裕で一日中読んでいられます。基本的なプロフィールから珍(?)回答まで、観る将必携の一冊だと思います!

以上、符号が出てこない将棋書籍3選でした!寒いしコロナだし、な日々ですが、おうち時間のおともにぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

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